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乳酸菌に大腸ガン予防の効果あり [腸内細菌と健康]

日本国内においてはがんは死亡原因の1位に。そしてなかでも警戒する必要があるのが大腸がんです。

かつては日本人のあいだでは大腸ガンはそんなに多くはありませんでした。にもかかわらず急増している背景には、食の欧米化があるのではないでしょうか。

日本人は古くから肉よりも野菜や魚を多く食べ、納豆や漬け物などの発酵食品を食事に取り入れてきました。ところがいまでは動物性タンパク質の摂取量が増えています。

肉を食べることが悪いことだというのではありません。野菜の量が減っていること、バランスがとれていないことが問題なのです。

腸内には動物性タンパク質が増えます。そして腸内にはこれを好むものがいるのです。ウェルシュ菌や大腸菌などです。タンパク質を分解して腸内をきれいにしてくれるのならいいのですが、これらの菌は悪玉菌というだけあって、臭い物質や有毒な物質を作り出します。なかには発ガン性物質もあります。これが大腸で大量生産されればどうなるか。それは火をみるよりも明らかです。大腸ガンのリスクが高くなります。

ガンには遺伝的な要素もあります。遺伝子のなかにはガン遺伝子というものまであるそうです。しかしなんでも遺伝のせいにしてしまうのはどうなのでしょうか。生まれつきの要因よりも生活習慣などの要因のほうが大きいです。

腸内で悪玉菌がふえれば腸内環境は必然的に悪化します。これは便秘になりやすい、おならが臭くなるだけではとどまりません。便秘で便の滞在時間が長くなれば、それだけ多くの悪玉菌が作り出した有毒物質が吸収されることを意味します。

大腸ガンを予防するためにできること、まずは肉食偏重をただして野菜を食べるようにすることです。そうすることが腸内を善玉菌優位の状態にたもつことができるのです。