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腸内の善玉菌と免疫力には関係があった [腸内細菌と健康]

病原菌やウイルスに対抗するための機能として免疫があります。そしてこれと腸内細菌のあいだには関係があることがわかりました。

人間の腸は栄養分を吸収するだけではなく、吸収しようとしているものが安全なものかを判断する必要があります。そして危険なものを排除するために腸には多くの免疫細胞が集中しているのです。

乳酸菌のなかには腸壁を刺激することで、免疫細胞の働きを活性化するものもあります。乳酸菌といえば腸内環境を改善するくらいのイメージはあるかと思うのですが、それだけではないのです。

ウイルスや細菌が体内に侵入した場合、発症するかどうか、発症するために必要な数というのは病原体ごとにだいたい決まっています。ノロウイルスの場合、ウイルスの数が10~100個と少なくても感染がおきてしまいます。また乳幼児、高齢者、妊婦は免疫力が低くなるため症状も重症化しやすくなります。

死亡者がでるような集団食中毒がおきても、なぜか同じものを食べているにもかかわらず症状が出ない人もいます。このような違いはなぜおきるのでしょうか。腸のなかに食中毒菌がはいってきても善玉菌が多いとそれ以上増殖することができず、中毒にいたらないとか、免疫力が高いため症状がでないのではないとか考えられます。

タグ:免疫力

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